血管の病気に乖離性大動脈瘤と言うものがあります。
過去には昭和の大スターだった石原裕次郎さんが、かかった病気でも有名になりました。
その後も芸能界では多くの人がこの病気に倒れる方が出ているのです。
この大動脈とは心臓からすぐに出ている血管で、太い所では内径が30mmほどになっています。
また血管内部は、内膜・中膜・外膜の3層になっています。
そしてこの血管が何等かの理由で膨れ上がり、これが瘤と言われる存在です。
瘤が60mmほどになってしまうと亀裂が入り最後は裂けてしまいます。
この血管が裂けた時の痛さは、尋常ではありません。
雷が自分の身体に落ちたのでないかと言うくらいの痛さを感じ、時には意識を失ってしまうこともあります。
そのため発見が遅れてしまい、死亡してしまった方も多くみられます。
現在では、医療技術も発達したことから手術で亡くなる方は非常に少なくなりました。
ですが危険を伴う手術に変わりありませんので、普段からの体調を整えておく必要があります。
まずは、禁煙することと高血圧には十分注意することです。